IT業界で有名なキーワードといえば、ハッカソンだ。これはハックとマラソンをかけ合わせた言葉で造語である。ハッカソンはエンジニアやデザイナーなどがチームを作り、テーマに沿った技術やアイデアを持ち寄るイベントの1つだ。
例えばサービスやアプリケーションなどをチームで開発して、ハッカソンに持ち込み成果を競い合うといった内容だ。もともとハッカソンはOpenBSDの開発者により自主的に行われていたイベントで、はっきりとハッカソンという言葉が使われ始めたのがカルガリーでの暗号開発イベントだった。
ハッカソンは多くの企業が行っているイベントだ。それぞれのイベントにより内容は大きく変化するのが特徴である。
例えばビッグデータに対応するデータ分析の基盤構築講座では、人工知能や機械学習などのディープラーニングを活用したい向けの内容だ。データがバラけているのでなんとかしたいという人に適している。
またエンジニアとして開発をメインとしていたが、クラウド全般の知見もつけて付加価値を出したいときにも役立つ。大会だけでなく上記のような勉強会も行っている。講師は実務経験の豊富なスペシャリストが担当を行ってくれるのが魅力だ。事例や勘所を聞くことができるうえに、実際に手を動かして学習できるハンズオン形式なども行っている。
イベントによっては経験がある方を対象にしているものもあるが、プログラミングを学習した理数系の方を対象にしているものもある。日本でもハッカソンの案内を行っているサイトがあるので参加して腕を磨くのもおすすめだ。