参加だけで報酬が貰えるハッカソンとは

ハッカソンは所属や経験、年齢、学歴など様々なエンジニアが集まって行われる短期集中型のイベントである。様々なバックグラウンドを持ったエンジニアがグループに分かれて、決められたテーマに対してのプレゼンテーションを行うのが一般的なハッカソンの流れである。

このハッカソンには大きく分けて2つのタイプがある。
1つはエンジニアのスキルアップやミートアップを目的としたもの、そして、もう1つは企業や自治体、教育機関の課題解決を目的としたものである。前者は業界全体の活性化が主催者側の大きな目的であるのに対して、後者は主催者側の課題を解決する事に主眼が置かれているのが特徴と言える。

主催者側の課題解決が目的のハッカソンの具体例が、銀行が主催するハッカソンである。新たな金融サービスの開発に向けて、社外の知見を取り入れたいと言う目的の元、ハッカソンを行なっている。ハッカソンは無料で行われ、優秀なプレゼンテーションをしたグループに対して、賞金が与えられるのが一般的な流れである。
ただし、この銀行の例の様に明確に課題解決を目的としている場合、参加者には報酬が出るケースも少なくない。中には参加するだけで数十万円の報酬が与えられるものもある。もちろん、その分、前提として求められるスキルも高度なものになるので参加の際には注意が必要と言える。

この様にハッカソンは学びや交流の場としてだけでなく、実践的なビジネスアイデアの創出の場としても活用されている多様性のあるイベントである。